オレ達の日常

66

ずずずと自分の体の中心から軸のように突き刺さる肉にビクビクと内股から背筋を伝って脳髄まで痺れてくる。
「…ああっ…うう…く…アアアア、、、アア…あうはあ」
脳みそもすっかり蕩けてしまって、思考もあやふやになってくる。
全部がヤスの体と一体化してしまうような、内部から焼き尽くされるような感覚。
呼吸すらうまく繋げていない。
「首まで、よだれでべったべただね」
視界の隅に映るヤスの頭をぐっと胸元に抱き寄せてしがみつく。
ゴツゴツと貫かれて、全身を揺すられて達しても出すこともできずに、渦巻く熱の波にすべて焼き切れてしまって声をあげることしかできない。
全身の熱でどうにかなっちまいそうだ。
「…く…うひッ…ううっはぁはぁ…や…ひいう…ッうううう」
ヤスは、尿道に突っ込んだ棒を抜き差ししながら、後ろの脆い箇所を必要になぶってくる。
背筋を仰け反らせて、過ぎる快感に全身が痺れて唇を閉じることもできない。

「トール……めっちゃ、やらしい……たまんない」

耳元で囁かれるだけで、全身を痙攣させて俺は脳髄を熱で溶かす。
ぐずぐずに蕩けちまった体はいうことを聞かない。
「ひ…ぃいいああ…あああ、ひあ、あ、あ、あああひあ、、、、あああ」
ぐぷぐぷと腰をくねらせて熱を求めて体は揺れる。
筋肉がすべてばらばらになっちまいそうな熱にうかされる。
ヤスがずるっと尿道から棒を引き抜くと、怒涛のように熱が噴出す。
「いっ…ヒいいアアアア――ッアア、アア、アア」
体中が震える。
壊れたように、痙攣を繰り返し内部に打ち込まれた肉をぐっと絞り上げる。
熱がどくどくと注がれ、歓喜するように体はそれを呑み込もうとうねる。

「……トール……」
背中を抱きしめてくるヤスの指先が熱い。
全身がどうにかなっちまったように熱い。
「あ、あ、ああああ、ふ、、うう」
言葉すらも出てこねえ。
何もかもが真っ白になっちまったように、口を半開きにしたまま反応できずに、びゅくびゅくと欲だけを漏らす。
「……きもち、よさそうだね」
俺の頬を撫でるヤスの掌に言葉すら返せず、唾液に濡れた唇を寄せて指先くわえる。
ぴちゃぴちゃと舐めると、くすくすと笑いを耳元で響かせる。
「えろくて、たまんないね……もう一回いい?」
腹のあたりで聞こえるヤスの心臓の音が心地いい。
返事なんて待たずに、胎内にくわえたヤスの肉がまた力をまして、内側を侵食してくる。

答えなんて、聞かなくてもわかってンだろ?
もっと……くれよって……

ンなされたら……、朝から……このまま溶けて……どうにかなっちまうよ…

どうにか……しちまってくれ
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