オレ達の日常
45
呼吸を深くしようとしても、奥まで貫かれる苦しさに呼吸が浅くなり、欲しくてたまらない空気もちっとも入ってこない。
全力疾走を10キロ以上続けているような息苦しさと、脳みそが痺れるような快感の渦。
すっかりバカになっちまってる俺のアナルへ、ヤスはボコボコしたバイブを自分のちんこと一緒に突っ込んでくる。
「……アッァア…ヒッ、うううん…あふ…ッあふ…ッ」
唇もひらきっぱで閉じることすらできず、奥を二つの得物で揺さぶられるたび、ビシャッビシャッと俺のちんこからは透明な精液っぽいものが吹き上がる。
体中が溶けちまうんじゃねえかってくらいに熱くてたまらず、交互に抜き差しされる玩具とヤスの肉に腰を押し付けて揺さぶる。
「めっちゃエロエロな顔してんよ、トール……たまんない…」
途端に火花があがるような痛みに、俺は仰け反った。
「ッヒッぐッアアア、アアアッアアアア」
ペニスの先端に刺さったピアスを、ヤスは引っ張って捻るように動かす。
衝撃にたまらず声をあげて、全身が痺れるような痛みに悲鳴を漏らした。
「イイ声、もっと啼けよ…」
ビキビキと柔らかい皮膚が裂けるような痛みに、だらだらと涙まで零れ始める。
体中の体液が外に出ちまうような感覚に咽びながら、枯れた声をあげて腰をよじると、ずるっと胎内のペニスと玩具を抜かれて体を反転させられ、腰を浮かすように腕を差し入れられ四つんばいのポーズをとらされる。
「トールのメス穴、中まで丸見えだよ。もう逃げたりなんかさせねえからな……」
耳元で囁かれながら、ペニスと乳首のピアスに鎖をつけられた。
呼吸をするたび、ごぷっごぷっと注がれたザーメンが零れ、内股を伝っていく。
抜かれた感覚とジンジンする穴に焦れて、俺は思わず腰を突き出して揺さぶる。
欲しくて欲しくて、たまらねえ。
そんな俺の様子に、くすっと笑うヤスの声が耳に入る。
「トール、トールのおまんこガバガバだから、ちょっと運動しようぜ」
じゃらっと音をたてて乳首とちんこにつけた鎖に、錘の様なものをとりつけて俺の首に首輪を嵌める。
錘に引っ張られ、乳首とペニスが引きつれ俺は再度悲鳴をあげ続けた。
「おさんぽ、しようぜ」
犬にでもするかのように、俺の頭を撫でてヤスは俺をベッドから下ろすとゆっくり歩き始めた。
俺は学んだ。
こいつにメチャクチャにしろとか危険すぎるから二度というまいと。
でも、今回は、それくらいのことを俺もしたわけだし、代償としては仕方がねえかもしれないが。
例に漏れず、強靭な俺の肉体もたまらず翌日は高熱を出して寝込んだ。
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