オレ達の日常
33
ちんこにピアス開けたらいてえかな。
乳首の時はマジでやばかったけど、その何倍も痛いだろう。
そう思うと思わず体が強張ってしまう。怖くはないけども、体が痛みを覚えている。
「そんな緊張しねーでな、あんまり痛くねえようにはするから」
俺は頷いて、ヤスの指先を見つめる。
ヤスはチューブのクスリのようなものを取り出して、指に塗りつける。
「前に使った媚薬。覚えてっかな、キモチイイところで刺せば痛いより快感に変わると思うから」
「わかった……やす……だいじょうぶだぞ……すきにしてくれ」
体の力を抜いて、下半身から衣服を剥ぎ取るヤスの手助けをしようと腰を浮かせる。
「両脚開いて、膝の裏に腕回して固定して」
俺はヤスの命じるままに両脚を拡げて腕を回し、下肢を曝け出す。
ヤスはじっと眺めて、俺のアナルにクスリのついた指先を這わせ、穴の周りにまずはすりこんでいく。
じっとりと熱をもって肌が次第にほてってくる。
「…う…はぁ……なんか…ケツ…熱い」
「トールのメス穴ぱくぱくしはじめた。今日は俺の好きにさせてくれるの」
ヤスは俺を覗きこんで、唇にちゅうっと吸い付き舌を絡ませてくる。
こくこくと頷き、絡む舌先をお返しに吸い返すと、喉の奥まで長い舌を伸ばしてくすぐってくる。
それだけで力が抜け、はくはくと穴が開くのを感じる。
「……トール、めっちゃエロイ顔になった。今度はこっちにもクスリ塗ってあげるね」
チューブの先を俺のペニスの割れ目へと突き刺し、ずるっと中身を注ぎ込む。
下半身が自分のものじゃないようにぼわっと熱くなっていく。
「ふっーううう…っ…熱い…、あつい……ああ…ふう…ああっ…でそ…う」
「トール、中にも塗ってあげる。すっごいエロイ顔、本当にやばい」
指がぐぷうっと入ってきて、中をかき回されるとそれだけでたまらなく腰を揺らしてしまう。
熱を拡散して欲しい。
指をもっと味わいたいと自分で腰を押し付けて差し出し、
「も…ぉ……でるッ…ああ…う」
侵食してくるような熱に押し出されるように、びゅっくびゅっくと精液を腹部へと撒き散らす。
「全部出しきったら、ピアス開けるからね、それまでコレくわえてて」
「ああ…ああ…ふう…やす…っつあああ……」
ごりごりと無機質な物体が胎内に入ってきて、無遠慮に中を振動させる。
「俺のも気持ちよくして」
ヤスは俺の顔に跨り、自分のペニスを咥内へと押し込み喉奥へ突き立てる。
熱くなっている尿道にはプジーを突き刺され中をずるずるとかき回され、快感の波の激しさに俺は全身を痙攣させる。
こういうときのヤスは本当に容赦ない。
ひとつの穴だけでやべえのに、次から次へ俺を追い詰めていく。
唇から引きぬかれたペニスは俺の顔の上で弾けて、白い液体が顔中に滴る。
「がっはっ……ああっっあああん…ああっ…あああひ…ひい、ひっつああ」
プジーを引っこ抜かれて、だらしなく精液を吐きだす俺の萎えたペニスをヤスは大切そうに手にとって、綺麗にふきとるとスーッとする液体を塗って先端をピアス開け用のピンセットでつまんでぎゅっと針で貫いた。
「ア――ッア、ひいいいいっ――ッアア――アア」
脳天を貫くような痛みに俺は目を見開き、声をあげた。
情けなくも、決壊してしまった膀胱からじょろじょろと黄色い液体があふれ出す。
全身のわななきがおさまらず、脳みそが真っ白になる。
「痛かったか……ごめんな……」
穴にピアスを通し終わると、ヤスは俺のアナルからずるっとバイブを引っこ抜いて勃起したペニスをあてがい深く突き刺す。
「あ…ああ…っうう…ううう…やす…やす…」
ずぶずぶと埋め込まれるヤスを感じて、俺は涙と精液でぐっちゃぐちゃの顔でヤスを求めた。
全身の熱が、鼓動がすべて求めていた。
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