オレ達の日常
11
マジでヒガシの奴はついてくるらしい。
趣味が悪いなと思いつつ、自分の欲に負けて男3人でラブホテルに来ていた。
正直言って体は期待していた。一ヶ月も、オナニーしかしてない。それだけで、俺のカラダはもう我慢も限界になってる。受付の人は、少し不審そうに俺らを見たがとめるわけではなかった。
ラブホテルはあまりいい思い出はないんだけどな。
「日高の言葉には、長谷川って素直なんだな」
部屋のキーカードを手のひらで弄びながら東山は面白そうに俺たちを見る。
「っていうか、トールは自分の欲望に正直なだけだって」
「したいのをしたいって言うのは悪いか」
的確な俺の気持ちを示唆するヤスになんとなくイライラとする。
まあ、金はねえからってギャラリー付ってのは気に入らないけど。
「まあ、昔からトールは正直だからね」
東山が部屋の扉を開いたので、中に入る。前に来たところと違ってオシャレな感じのする部屋だった。
これから、セックスするんだと思うだけで体が熱くなって自然に呼吸が少し速くなる。ずっと欲しいと焦がれていたのは確かなのだ。
「ヒガシ。撮影禁止だからな」
「分かってるって。撮ったところで脅しに屈するような長谷川じゃないと思うけど」
俺は荷物を置いて、ベットに腰を下ろすとボタンを外してシャツを脱ぎ始める。
「早急だね。もっと、こー、ムードとかだすのかと思った」
東山は傍観する気満々の様子で、ベッドの前のソファーに腰を下ろす。
ヤスは、おかしそうに笑いながら俺の目の前に立って、額にちゅっと唇をくっつけた。
「トールはそういうの面倒みたいだからね。全部脱いで、脚開いて」
そして耳元でささやきながら、俺が全部脱ぎ散らかすのをじっと上から眺める。
全裸になってベットの上で俺は少し脚を開いた。俺だけが全裸で2人は普通の格好そんな様子を眺めている。
既に俺のジュニアは興奮しているのかしっかり屹立して、期待にぴくぴくと震えている。
「東山にも見てもらって、もうこんな期待しておったてて、いやらしいよね、トールは」
ヒガシは信じられないといった表情で俺の体を見回している。
乳首にはピアスが刺さり、開脚して丸見えになっているアナルはもう欲しがってひくひくと口を開いている。
見られていると思うと肌が熱くなり身体が紅潮して下半身は充血する。
「まずは、トールの男を封じてあげる。トールは俺のメスだからね」
ヤスは俺に告げると、細いシリコン棒をとりだし、ぐっと俺のペニスを掴んで尿道へグッと押し込む。
「ヒッ……ィ――ッイイ、いっって…えええッ――うううッ」
痛みに脚をばたつかせるが、ヤスは俺の体を押さえつけその棒を奥まで埋め込んだ。
異物感と膨らむペニスへの痛みに俺は咽ぶような声をあげる。
「日高、イキナリ鬼畜だな」
俺の目にはもう東山は見えなかった。
痛みと欲望で理性は、もう吹き飛んだ。
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