オレ達の日常
74
そりゃ、いくらヤスの心が広くたって、二回目ともなるとただで済むはずはないとは思ってた。
ケツ叩かれたので、それだけで許されるとも思ってない。
俺の体は熱くてたまらなくて、抱いて欲しくてたまんねえのにヤスは突っ込まないと言ってきた。
どうにかなっちまいそうで、たまんねえのに、そのままで監禁すると。
けれど、それが罰だっていうなら、受けなきゃなんねえ。
ケジメつけねえまんま、隣にはいれない。
他のモンなんか要らない。あたまオカシクなっても、俺が欲しいのは、ヤスだけだ。
「トール、その前に綺麗にしような」
首輪についた鎖をひっぱられて、俺はベッドを降りてゆっくりとヤスの後ろをついていく。
罪人みたいだ。
いや……罰を受けるんだから、罪人か。
歩く振動だけでも、感じてしまって膝ががくがくする。
欲情を早くなんとかしてほしいのに、それはしないと宣言されている。
絶望感に打ちのめされながらも、浴室へ引っ張られてぐっと押し込められる。
「トール、そこによつんばいになって」
背中を押されて俺は浴室の床に両脚をついてよつんばいになる。
罰だというなら、なんでも受けよう。
そうじゃないと、俺が俺を許せねえ。
「ッう……つめてえ……」
体の熱が熱すぎて、温度差がありすぎて身震いする。
「脚開いてよ、穴はすっごい欲しそうに真っ赤になってるね」
実況してるヤスの声は、誘うように聞こえる。
俺は両脚を開いて、冷たい空気が入り込むのに内股が震える。
「……すげえ……欲しいぜ……。でも……ヤスのじゃねえといやだ」
本心から。
苦しくて仕方なくて、辛かった。
「じゃあ、我慢だね」
ヤスは耳元でささやきながら、どこからかもってきたポンプつきのチューブをゆっくりと俺のアナルへとさしこんでいく。
なんだか分からず、首を捻ってヤスの手元を見ると洗面器の中にお湯を入れている。
「満足するか分からないけど、代わりのものたくさん入れてあげる」
ヤスがポンプを握りこむと、俺の胎内に生暖かいお湯が入り込む。
「ッううう…ァ、ハァ…アア…ちょ…っ、ナニ……っ、ヒッアア…ああ」
チューブの先端が脆い箇所にあたり、俺は痙攣してお湯を中へ押し込まれるたびに背中を反らして空イキを繰り返す。
「ヒッ、イイ…ァア―、、アアッううう」
「すっごい、感じてるね。お腹も膨らんできた」
俺の下腹部を撫でながら、ポンプを何度も握り、パンパンで苦しくなってきたところで止める。
「あう…あう…ううううう・・・はぁあ、ううう…や、す」
苦しくてたまらず、俺は言葉をうまく話すこともできない。
ヤスはチューブを引き抜いて、蓋のついたアナルプラグを俺の尻へ押し込む。
「ああ・・・ひうう・・・くうう・・・ひい・・・ンン」
苦しくて仕方がないのに、びくびくと体は震えて感じきってしまっている。
「白目むいちゃって、可愛いね、トール」
ぽっこりと膨らんだ下腹部を撫でながら、ヤスは俺の頭を撫でる。
「本当は、俺の精液でいっぱいにしたいんだけどね」
首輪のチェーンをシャワーホルダーに引っ掛けて、軽く指先で腹を押し込む。
ぐるぐると音をたてて、俺の腹は崩壊寸前の突き上げるような痛みを覚える。
「あっ、ああ…うううう・・・くう…・・・」
出したい……。
出したい……。
多分、今出したら、全部出てしまう・・・・。
そう思うと堪えなければと、ぎゅっと拳を握って、脂汗を額に浮かべる。
「いいよ、お漏らししたいんだろ?」
優しく誘う声に、頷きそうになる。俺は、また、情けない姿をさらすのか?
今だって、白目を剥いてしまっていて、ひでえ姿なのに。
「我慢するなよ。こっちも、出していいし」
ずるっとペニスにさしこまれていたプジーを抜かれると、勢いなく精液が漏れ、腹部の圧迫で押された膀胱が耐え切れず、びしゃびしゃっと黄色い液が弾け飛ぶ。
「あ、ああ、、ああああ、、あああ」
何もかもが崩壊してしまいそうだ。
出したい、出したい……。
「全部、出したいだろ?見ててあげるから……出せよ」
きゅっと腹部を押されると耐え切れず、何度も頷く。
「……ちゃんと、いいなよ。うんこ漏らさせてってさ」
意地悪に囁かれて、俺はうなりながらぐっと拳を握る。
「・・・・う・・・・ッ・・・う・・・こ…もら、させて・・・」
ヤスは、ふっと笑うとゆっくりと俺のアナルからプラグを引き抜いた。
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