オレ達の失敗

13

「ハセガワは、痛い方が感じるんだなあ。生まれついてのドマゾじゃねえか?」
便器から降ろされ、手脚を拘束されたまま俺は這いつくばって誰のか分からないペニスにしゃぶりついていた。
何度も達して意識が吹っ飛ぶ度に殴り起こされ、ガバガバになっちまっている括約筋を使おうと、突っ込まれながら脇腹に何度もタバコを押し当てられ、ケツの奥を穿つ肉の律動に声をあげていた。
「ひっつむーーうううンンン」
口の中は精液臭くて、身体中べったべったになっている。
「かっけえな、ハセガワ。根性焼き腹にいっぱいだしよォ。根性ある証拠だもんなァ、きゃはは」
ずぷずぷうっと入ってくる肉の圧迫に俺はほとんど水のようになった精液を床に飛ばす。
「ザーメンだらけで汚いな。しかも、肌もこんなにケロイドになっちまって。こんなんじゃ、イケメンの日高は、別のオンナに乗り換えるんじゃねえか」
そんなの分かってる。
俺には、もう価値なんかねーから、だからイイと思ったんだ。
ぐちゅぐちゅと響く背後の動きも音も、それを欲しがる身体も何もかも、あいつには相応しくなんかねえ。
ずるっと唇からペニスを引き抜かれ顔にびしゃと精液をかけられる。
「っひンっつぁ、ひうう、ううう」
「完全にイっちゃってる顔だな、ハセガワ。友達のブラザー呼んできたぜ、腕くらい太いブラックのおちんこ喰わせてやんよ」
2mくらいの長身の黒人の男が俺の顔を掴んで乱暴に腰を掴んで自分の膝の上に載せる。
「ヒッイイーーがあああああっつっっ」
身体が引き裂かれる感覚と、内臓が全部飛び出しそうな圧迫に悲鳴をあげる。
何もかもがバラバラと壊れていくように、失禁しながら何度となく果てた。
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